病院長挨拶
2024.4.1
独立行政法人 地域医療機能推進機構 桜ケ丘病院
院長 森 典子
2024年4月を迎え、ご挨拶申し上げます。
本年度はJCHO桜ヶ丘病院にとって、歴史的な一年となります。そうです。新病院:清水さくら病院の新築・移転事業が控えているのです。
新病院は2024年12月27日に竣工、2025年3月1日開院を予定しています。
現在の古く狭い病院をあとに、新しい建物に移ることで、ご利用いただく患者さまへの療養環境は格段に改善することは間違いありません。さらに新しい医療機器も導入され、医療内容も刷新されます。
北には富士の霊峰を仰ぎ、東には変わりゆく清水港江尻地区をみおろし、JR清水駅にペデストリアンデッキで直結する新病院には、大きな期待を寄せているところです。
地域の皆様のご期待に応えるべく、当院は移転前の2024年度に日本病院機能評価機構の機能評価を受審します。建物や設備を新たにするだけでなく、これまでの医療体制を振り返り、不足を補うためです。現在、評価機構の求める医療について勉強をし、病院の姿勢を見直しているところです。
延べ床面積が現在の2倍弱の広さの新病院では、われわれ医療スタッフのワークフローも変わります。また、各種医療のデジタルトランスフォーメーション:DXにも対応していきますので、開院準備はかなりの労力を要します。そのうえ、入院患者さまを含む病院全体の引っ越しという、おおきなおおきな仕事を成し遂げなければいけません。一戸の家の引っ越しだけでも大変ですが、病院の引っ越しはさらに困難です。外来は一時的に休診とすることができても、入院診療は続ける必要があります。何から先に移送するか、患者さまの搬送チームをどのように編成するか、搬送車はどのような車両が何台必要かなど、想像以上の準備が必要です。滞りなく成し遂げるために、何度も打ち合わせ、リハーサルを重ねて万全を期して臨みます。
ご利用の患者さまにはご迷惑をおかけすることになりますが、ご迷惑を最小限にとどめるため周到な準備をしてまいりますので、どうぞご理解ご協力、よろしくお願いいたします。是非みなさまといっしょにピッカピカの病院を作っていきましょう。
看護部長ごあいさつ
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)桜ヶ丘病院 看護部
看護部長 岩崎厚子
2024年度は、いよいよ新病院が完成できる記念すべき年となります。
地域の皆様に愛される病院、愛される医療従事者、愛される看護師になるために日々努力致しております。
新病院に向かうにあたり、建物だけ新しくなるのではなく、心機一転私たち看護部も理念を共有し、地域医療に向き合い、寄り添える看護師を目指します。
<JCHO桜ヶ丘病院 看護部の理念>
私たちは、医療の専門職として日々研鑽することを基礎とし、医療に対してまず自身が誇りを持てること、さらには、患者さんやご家族、職員や地域の方々を思いやる心を合わせ持つことで、それぞれの方々とつながる看護をめざし、地域医療と健康をまもります。
<JCHO桜ヶ丘病院 看護部の方針>
- 患者さんに寄り添い個人を尊重し、思いやりのある看護を提供するよう努めます。
- 自己啓発に努め、豊かな人間性を養い、救急の専門知識に基づき、平時でも災害時でも安全で安心な看護が受けられるよう努めます。
- 患者さんやご家族・受診者様が参画できる看護計画を目指し、皆様の希望や意見を引き出し、創意工夫ができるよう努めます。
- 患者さんに必要な医療や介護・福祉が提案できるチーム医療に基づいた継続看護や連携に努めます。
- 病院運営に参画している自覚を持ち、働きやすい職場環境の構築に努めます。
<JCHO桜ヶ丘病院 看護部の目指す看護師像>
- 自分が実際に「見て(観る・看る・診る)」「聞いて(聴く・利く・効く)」「感じて」から「考える」「相談する」ことができ、それらを「報告する」ことができる看護師
- 手当(手を当てること)をするから痛みやつらさが分かり、それが共感できるから相手を思いやることができる看護師
- 自らの研鑽から導かれた確かな看護力を活かすから、相手の回復力を最大限に活かすことができる看護師
- 現代の医療の複雑さや検査の侵襲が説明できるから、相手の不安に寄り添うことができる看護師
- 患者さんやご家族と医療・介護・福祉について考え、必要なチームとの協働を図ることができる看護師
- 自分たちの未来を想像し、目標に向かい、計画的に自己実現できる看護師