病院長挨拶
あらたにJCHO清水さくら病院が開院して1年1か月となりました。
旧桜ヶ丘病院からの新築移転は新天地での再出発であり、病院にとって大きな、大きな転換点でありましたが、職員たちの総力で乗り越え、現在に至ることができました。職員の底力に感服しています。場所や建物が変わっただけでなく、受付や会計のしかた、院内の表示などの診療にかかわる体制も変わり、ご利用いただく地域の皆様にとっても戸惑うことばかりだったと思いますが、それも乗り越えてご利用継続していただけていることを心より感謝申し上げます。
当院が位置する静岡市清水区は古くから清水港を中心に栄えてきた街です。現在も清水港を中心とした開発計画が進んでいます。JCHO清水さくら病院は開発計画の一翼を担ってJR清水駅東口に移転しました。これから病院の周辺も整備、建設が断続的におこなわれ、しばらくは落ち着かないと思われます。しかし、旧病院と違って新病院は音や温度の遮蔽性能が格段によく、療養環境は安定していますので、あまり心配しないでいられるのは本当にありがたいです。
一方、清水区は人口22.3万人(2025年)で漸減傾向にはありますが、高齢化率は33.5%(2025年)と高いため、これからもしばらくは医療需要が微増していくと予想されています。しかし勤務医・開業医を含めた医師数は人口当たりの全国平均が262人のところ、清水区は133人で医師少数スポットと位置付けられています。そのため、残念ながら現状では清水地区の医療は隣の葵区や駿河区の医療資源に頼りながら成り立っています。清水さくら病院でも超高度医療を要する患者さんは葵・駿河区にお任せし、それ以外をしっかり診療して地域復帰していただけるよう支援することが使命と考えて日々の診療を行っています。
また、清水さくら病院健康管理センター“mirai”は、清水地区では働いている人々の健康を護り、不健康状態の改善を目指す活動をしています。健診受診者さんの中で生活習慣の改善が必要な方を診療につなげ、コメディカルによる「活き生き外来」も活用しながら健康の延伸を支援しています。
皆様の暖かな見守りとご支援のもと、さまざまな職種がそれぞれの持ち味を生かして、ますます地域に貢献しているところです。これからもよろしく応援お願いいたします。
2026年4月1日
JCHO清水さくら病院 院長 森 典子